疫学は大きく3つの段階に分けることができます。
①仮説を立てる→記述疫学
②仮説の分析と検証→分析疫学
③仮説を実際に確かめる→介入研究
記述疫学は、起こる頻度や分布を詳細に調べることで特性を見つけ出したり、原因の仮説を立てます。たとえば、「風邪を引いたのは、手洗いうがいをしなかったからだ」という仮説が記述疫学です。これを行うことで、原因がよくわからなくても解決策を練ることができます。また、大きな研究チームがなくても個人で調査を行うことができます。欠点は、記述疫学は仮説に過ぎないので信頼性が低いことです。
仮説を立てたら、分析する前に「最低限満たしていなければならない事柄」を決めておかないといけません。たとえば、関連性の一致「AさんもBさんも手を洗わなければ風邪を引く」や、特異性「Aさんは風邪を引き、且つ、風邪を引いた人は手洗いうがいをしていなかった」や、整合性「一般的に手洗いうがいをしない人は風邪を引くのか」などです。
記述疫学での仮説が因果関係の妥当性を満たしていることがわかったら、次に分析疫学の工程に移ります。